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アクティブ運用とは?インデックス投資との違いと上手な使い分け方
投資信託には大きく分けて「インデックス型」と「アクティブ型」の2種類があります。
この記事では、特に「アクティブ運用」について、その特徴・メリット・デメリット・使いどころをわかりやすく解説します。
アクティブ運用とは?
アクティブ運用とは、市場平均を上回るリターンを目指して、運用会社が積極的に銘柄選定や売買を行う投資スタイルです。
- ファンドマネージャーの「腕」によって成績が左右される
- リサーチや分析に基づいて、特定の銘柄に集中投資することも
- 信託報酬(運用コスト)はインデックス型より高い傾向
インデックス投資との違い
項目 | アクティブ運用 | インデックス運用 |
---|---|---|
運用方針 | 市場平均を上回る成績を目指す | 指数(市場平均)に連動する |
コスト | やや高め(年1%前後) | 低コスト(年0.1〜0.3%) |
リスク・リターン | 高め(成功すれば高リターン) | 安定(長期で安定成長を期待) |
投資判断 | プロの判断に依存 | 機械的な指数連動 |
アクティブ運用は「プロに任せて市場以上の利益を狙いたい」という方向けの選択肢です。
アクティブファンドの主な種類と例
- 日本株アクティブ型: ひふみ投信、SBI中小型成長株ファンドなど
- 米国株アクティブ型: フィデリティUSリート、eMAXIS Neoシリーズ
- テーマ型ファンド: AI・脱炭素・ヘルスケアなど、特定テーマに集中投資
中には過去10年以上にわたって市場平均を上回っているファンドもありますが、今後も継続する保証はありません。
アクティブ運用のメリット・デメリット
- 【メリット】
- 市場平均を上回る可能性がある
- 成長企業に集中投資できる
- テーマ投資でトレンドに乗れる
- 【デメリット】
- 運用コストが高め
- 必ず市場を上回れるわけではない
- ファンドごとのリスク・差が大きい
アクティブ運用がおすすめの人
- 市場平均以上の成績を狙いたい中上級者
- テーマやセクターに興味がある人
- 運用状況を自分でチェックできる人
「投資に慣れてきて、もう一歩踏み込みたい」という方には、NISAの成長投資枠でのアクティブファンド活用がおすすめです。
インデックス投資とどう使い分ける?
- 資産の70~80%:インデックス投資で安定運用
- 残りの20~30%:アクティブファンドでリターンを狙う
📌 基本はインデックス投資で土台を作り、アクティブ運用でアクセントを加えるバランス型が人気です。
まとめ:アクティブ運用は“攻め”の選択肢
アクティブ運用は、「市場に勝ちたい」「テーマで伸びそうな分野に賭けたい」という人にとって魅力的な選択肢です。
- 市場平均を超える可能性を狙える
- ファンド選びと継続的なチェックが重要
- インデックスとの併用でリスクを調整
自分の投資スタイルや目的に応じて、“攻めと守り”のバランスを取ることが、長期的な成功のカギになります。
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